No. 1122 “I didn’t get my message across.”

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
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辞書に載ってそうで載ってないフレーズ
というのも沢山あるものです。
このワンポイントで紹介している
フレーズには、そういうのが結構沢山
ありますが、その中の一つに本日の、
“I didn’t get my message across.”
「判ってもらえなかった」
というフレーズがあります。

これは、辞書的な見方をすれば、
“get ～ across” が熟語で、これは
辞書にの紹介されていて、例文には、
“He got his meaning across to me.”
「彼は言いたいことを私に理解させた」
となっていますが、これは正に
「例文」で、実際の生活の中では、
あんまり使われていないフレーズです。

そもそも、
「彼は言いたいことを私に理解させた」
っていう日本語は、なんか不自然というか、
あんまりこういう言い方はしませんし、
文章でこういう書き方をすることもない
ように感じます。

つまりは、日常会話の中で、この「例文」
が使われることはまずないわけで、
そういう意味では、正直「いい例文」
にはなっていないといえます。

もしも、辞書に載せるのであれば、本日の、
“He didn’t get his message across.”
くらいを取り上げて、その訳としては、
「彼の思いは伝わらなかった」
くらいがいいでしょう。

肯定形であれば、
“He got his message across.”
「彼は真意を伝えられた」
「彼は思いを伝えられた」
となって、疑問形であれば、
“Did he get his message across?”
「彼は真意を伝えられたかな？」
となります。

で、本日のフレーズの、
“I didn’t get my message across.” は、
主語を He とか She にしてもよく使う
ので、my の部分を忘れずに、主語と
呼応させて使います。

“She didn’t get her message across.” とか
“They didn’t get their message across.”　で、
「彼女（彼ら）は、真意を伝えられなかった」
という感じです。

また、このフレーズは、
「自分の力が足りなかった」
「力が及ばなかった」というニュアンス
を出すために、“could” を使うことも
よくあって、
“I couldn’t get my message across.” で、
「（自分の力量不足で）自分の言いたいことが
伝わらなかったわ」
「自分の思いを伝えることができなかった」
となります。

ときには、一言、
“I couldn’t get across.”
と言うこともあって、これは、
「（真意などを）伝えられなかったわ」
「（思いが）伝わらなかったわ」
という感じの意味になります♪
(^_-)-☆

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