No. 977 “He’s running late.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズが自然に出てくる人は、
相当に英語が出来る人だと思います。
ということは、逆に言うと、教科書や
テキストにはほとんど登場しない
フレーズとも言えます。でも、この
フレーズもほんとうにしょっちゅう
耳にしますので、是非覚えておいて
ください。

で、本日のフレーズに登場する
“running” ですが、これは日本語の
「ランニング」というカタカナに
なっていて、「走る」という意味で
あることはいいと思います。

それはちょっと横に置いておいて、
その単語を取ってしまって、
“He’s late.” であれば、その意味が
素直に判る人も多いと思います。
「彼は遅れている」で、待ち合わせ
の時間に遅れている人を指して、
“He’s late.” なんて言ったりします。

No. 892 の本文の中では、
“Sorry I’m late.”
「遅れちゃってごめんね」
というフレーズをやりましたが、
この言い方は覚えておいてくださいね。

で、本日のフレーズなんですが、
“He’s running late.” というのは、
「彼は遅く走っている」というような
意味ではなくて、実はこれも、
「彼は遅れている」という意味なんです。

この “run” という単語は「走る」という
意味だけではなくて、実は、これが本当に
沢山の意味を持っていて、とても紹介
し切れないくらいなんですが、本日の
フレーズで使われている意味は、
「その状態にある」「あるレベルに達する」
というような意味なんです。

例えば、
“We’re running low on gas.” は
「ガソリンが少なくなってきた」
“We’re running short on time.” なら
「時間が残り少なくなってきた」
“The prices are running high.” で、
「物価が高くなってきた」
という具合です。

結局、実を言うと、本日のフレーズも含めて、
どのフレーズも “running” を省いても
意味は全く変わらず、
“He’s late.”
“We’re low on gas.”
“We’re short on time.”
“The prices are high.”
と言えるわけですが、ニュアンス的には、
やはり「そういう状態になっている」
という雰囲気で、
“He’s running late, but he’ll be here soon.”
「彼は遅くなってるけど、すぐ来ます」
みたいな感じで使ったりします。
是非覚えておいてください♪
(^_-)-☆

Copyright © 2008-2011 AllanK. All rights reserved.