No. 943 “It was distracting.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）
【パリのネットが低速で、音声がアップ
出来ませんので、文章のみでご容赦。
また様子を見て音声をアップしておきます】

さて、昨日土曜の昼にチューリッヒから
フランス版新幹線であるTGVでパリに
入りました。まずは、ノートルダム寺院に
行って、そこからずっと歩いてルーブルを
見て、凱旋門まで歩いて頂上に登り、近く
の老舗レストランで食事という一日。

ただ、一番がっかりしたのが、ルーブル
なんですが、確かに私も観光客の一人
なので、観光客が多いことには特に不平は
ありませんが、マナーの悪さに愕然。

ほとんど全員がデジカメで写真を撮り
まくっていて、モナリザの前の人だかりも
フラッシュがたきまくられていました。

こうなると、
“It was so distracting.”
というフレーズがこぼれてしまうもので、
本日はこれをご紹介しましょう。

“distracting” というのは、ちょっと
難しい単語の範疇に入りますが、以前
お話したことがあるように、ネィティブの
子どもは、単語を「順不同」で覚えて
いきますので、日本の感覚で言う
「難しい単語」も、ネィティブ小学生が
平気で使っていたりします。

“It’s so distracting.” とか、
“It was too distracting.”
くらいは、小さな子でも使っている単語
なので、この機会に覚えておきましょう。

で、その意味ですが、
“It was distracting.” というのは、
ルーブルでの場面をお話しましたので、
なんとなく想像できると思いますが、
「気が散った」とか
「邪魔だった」
「傍迷惑だった」という感じの意味です。

大抵の場合は、何かの事象を指しますが、
ときには、人そのものに対して、
“He was so distracting.”
「彼、ほんと気に障ったわ」
みたいな使い方をすることもあります。

ま、でも、日常のワンフレーズを覚えて
おくとしたら、
“It was distracting.” で
「そのおかけで、凄い気が散った」とか
「気に障った」という意味で、それを
強調したいときに、
“It was so distracting.” とか
“It was really distracting.” なんて
言ったりします。

“It” の部分を具体的に言うとしたら、
例えば、
“People taking pictures was so distracting.”
「人が写真を撮っていたのには気が散ったよ」
という具合になります。

自分が人を “distract” する存在にならない
ように気をつけないと、と思った次第でした。
(^_-)-☆

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