No. 783 “As soon as possible.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

実は、本日のフレーズは、No. 648 の
本文の中でちょこっと顔を出したフレーズ
なんですが、今日は、もうちょっと詳しく
ご説明しておきましょう。

“As soon as possible.” というのは、
「なるべく早く」という意味です。
例えば、
“Could you come here as soon as possible.”
「なるべく早く来てくれる？」とか
“Please finish this as soon as possible.”
「これ、なるべく早く終わらせて」
なんていう風に言うことはよくあります。

で、もう一つよく使うのが、
“As soon as practical.”
というフレーズというか単語です。
この “practical” という単語を使った場合も
意味は全く同じではあるんですが、これは
“practice” という「練習する」とか
「実施する」という意味を持つ単語の
親戚と言える単語で、ニュアンスとしては、
「出来ることは、なるべく早く」つまり、
「出来るだけ早く」という感じになります。

日本語だと、
「なるべく早く」と「出来るだけ早く」
というのは、ほとんど同じ意味で、なんの
違いもないように感じますし、どっちが
急ぎ、というニュアンスもないと思います。

でも英語では、
“as soon as practical” というのは、
「自分の力で出来るだけ早く」みたいな
意味になるので、例えば、一例として、
「明日の昼までに、彼の意見を聞いておいて」
などと頼まれた場合ですが、肝心の相手の
人が中々つかまらない、ということが
よくあります。

そんな時は、まず相手の都合をまず押さえる
わけですけれども、一方、もっと急いでいる
ときには、相手の会社や自宅にまで押しかけて
でも、とにかくつかまえる、というケースも
あるかもしれません。

そんな感じで、
「とにかく何が何でもいち早く」というときに、
“As soon as possible.” を持ってきて、
「自分がやれる範囲で出来るだけ早く」
というようなときに、
“As soon as practical.” を使う、と覚えて
おいてください。

そういう意味では、
“As soon as you can.” という言い方も
よくしますが、これであれば、もう少し
「あなたが出来る限りの範囲で」という
ニュアンスが判りやすく表現されていると
思います。

急ぎの度合いとしては、
“As soon as practical.” と同じくらい
なので、「なるべく早く」あるいは
「出きるだけ早く」というのは、
“As soon as possible.” が一番で、次に、
“As soon as practical.” あるいは
“As soon as you can.”
で覚えておきましょう♪
(^_-)-☆

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