No. 532 “As always.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

「いつも通りに」とか
「いつものことだけど」みたいな場面で使う
のが、本日のフレーズである、
“As always.” です。

もうひとつ似た意味でよく使うのが、
“As usual.” で、これも
「いつものように」という意味。

例えば、
“What would you like to start with?”
「じゃ、何からはじめよっか？」
“As always, beer please.” とか
“Beer, as always.”
あるいは、
“Beer, as usual.” なんていう言い方で、
「とりあえずビールね」
なんていう感じで使えます。

日本語の有名なフレーズである
「とりあえずビール」っていうのは、もう
それこそ、ひと固まりのフレーズで、べつに
「取り敢えず」という本来の意味で使って
いるわけではなくて、とにかく飲みにいった
ときに最初に口にするフレーズ、みたいな
感じで、ほとんど習慣的に使われている、
といってもいいと思います。

英語では「とりあえずビール」と言う習慣は
ないので、決まり文句があるわけでは
ありませんが、例えば本当に顔なじみの所で、
もう先方も何を注文するか判っているような
行きつけのバーなんかでは、バーテンダーが、
“Usual Dry Martini, Sir?”
「いつものドライマティーニィですか？」
“As always.”
「そ、いつもので」なんて言ったりします。

ちょっと長くなりますが、この関連で
よく使うフレーズが、
“As is always the case with him.” という
言い方があります。これは、
「彼の場合にはよくあることなんだけれども」
というような意味。

「彼」の代わりに「政治」なんていう単語を
持ってくれば、
“As is always the case with polics.” で、
「政治の世界ではよくあることだけど」という
意味になります。流れとしては、これに続けて
メインテーマに話が移ったり、話の締めくくり
として使ったりするわけです。

というわけで、相変わらず毎日ワンフレーズずつ
のワンポイントですが、
“As always, please enjoy!” ということで♪(^_-)-☆

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