No. 501 “Is this clear to you?”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズで使われている単語は、
もうカタカナで日本語になっているような言葉
でもありますので、本日は、基本に立ち返って
英語らしい言い回しをちょっと整理してみましょう。

で、まず、
“clear” の元々の意味ですが、これは、
「透明な」「澄んだ」「明快な」という意味です。
例えば、
“What a beautiful clear lake.”
「なんて綺麗に澄んだ湖なんだろう」
なんていう場面に遭遇するときに使う表現になる
と思います。あるいは、
“I love this clear blue sky.”
「この澄んだ青空が好きなんだ」
という場面でよく使います。

また、
「明らかな」「はっきりした」という意味では、
“That story was not really clear to me.”
「あの話はちょっとよく判らなかったな」
とか、あるいは、
“It was clear and simple.”
「すごい簡単明瞭だった」
みたいな言葉が飛び出す場面は結構あると思います。

随分前になりますが、No. 033 で、
“crystal clear” という表現を本文の中でご紹介
しました。使い方としては「澄んだ」という意味と
「明らかな」の両方の意味に使うことができますが、
“crystal” 「クリスタル」という単語が使われて
いますから、やはり「透明な」というニュアンスを
込めて使うことが多いと言えます。

そういう意味では、例えば、
“What a crystal clear wine glass.” で、
「なんて綺麗に透き通ったワイングラスなんだろう」
という言い方もあれば、例えば、
“His lecture is always crystal clear.”
「彼の講義は、ほんといつも明瞭明解だね」
という感じで使います。

で、本日の、
“Is this clear to you?” っていうのは、
「これではっきりしました？」という意味なんですが、
「意味がわかった？」というときによく使います。
それに対しては、
“It’s still not clear to me.”
「なんかまだはっきりしないな」
“Yes, it became clear to me.”
「だんだん判ってきたかな」
“Now it’s really clear to me.”
「やっとはっきりしたよ」
“Perfect, absolutely, crystal clear.”
「もう完璧、バッチリ、すっきり明解」という感じです。

ついでですが、
“Is this clear to you?”
「判った？」という問いに対して、
「はっきりわかった」と一言応えるときには、
“Very much.” とか、“Very clear.” というときも
ありますが、本当に一言、
“Crystal.” と応えることもありますので、是非こんな
応え方も知っておきましょう♪(^_-)-☆

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