No. 251 “He’s my mentor.”

BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

「メンター」という言葉はカタカタで使う日本語
として、使っている人と使ってない人がいるように
感じます。そういう意味では、まだ十分に一般的
とは言えないように私は感じていますが、この
“mentor” 「メンター」というのは、
「良き師」とか
「良き指導者」という意味です。

例えば、
“It’s really important to have a mentor.”
「良き師を持つことは大切だよね」
“I know, have you ever had one?”
「ですよね、誰かいらっしゃいました？」
“When I first started my job right after college.”
「大学を卒業して就職した最初の会社でね」
“Is he still your mentor?”
「で、その人は依然としてあなたの恩師？」
“He passed away quite some time ago.”
「もう、随分前に亡くなったんだ」
“I’m sorry to hear that.”
「それはお気の毒に」
“That’s alright, he’s still with me in my heart.”
「いや、気にしないで。彼は僕の心の中で生きてるし」
“That’s great, I envy you.”
「そういうのって素晴らしいよね、羨ましいよ」
という感じでしょうか。

上の会話例にも、面白い表現、使える表現が
結構沢山詰まってます。

まず、その一つは、
“He passed away quite some time ago.” で、
これは、二つのフレーズに分けて覚えることが出来ます。
“He passed away.” がその一つで、
「彼は亡くなった」という言い方になります。
で、特に自分の知人、友人が亡くなったときに、
“He died.” というのは、あんまりしっくりきません。
ちょっと直接的すぎるので、あまり sympathy というか、
悲しさを感じない表現になってしまいます。なので、
“He passed away.” の「亡くなられたんだ」みたいな
感じがいいでしょう。

もうひとつ、
“quite some time ago” は、「結構前ね」という意味で、例えば、
“I lived there, quite some time ago.”
「あそこには随分前に住んでたんだ」という位の意味です。
これは、もう一塊で覚えてください。

で、次が、「お気の毒に」という決まり文句も、
“I’m sorry to hear that.” で、これも一塊で覚えておきましょう。

で、もう一つは、
“He’s still with me in my heart.” ですが、これは決まり文句
というより、この表現を覚えておくと、とってもお得な表現。
「彼は私の心の中で生きてます」という意味。

で、最後が、
“I envy you.” で、
「羨ましいよ」という決まり文句。これも一塊で♪

というわけで、自分のとって本当の「良き師」
のことを “mentor” というわけですが、
“Do you have a mentor?”
「良き師はいらっしゃいますか？」
“Who’s your mentor?”
「あなたの師っていったら誰？」
というような感じでよく使いますので、是非一度
話題にしてみてください　(^_-)-☆

Copyright © 2008-2009 AllanK. All rights reserved.