No. 116 "Without further ado."

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BGM: "Eleven Small Roaches"
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）
（音声アップは 2012年10月2日）

日常会話というのも色々な場面がありますが、
スピーチ、講演、セミナー、などというのも
結構身近にあります。スピーチの類も、
結婚式の挨拶から、ちょっとした集まりの時
の簡単な挨拶、乾杯の発声と結構遭遇するもの
です。

本日のフレーズは、講演会などで、司会者が
スピーカーを紹介する時によく使われる表現
です。ほとんど決まり文句ですので、これを
知っているだけで、自分でも使える場面
が出てきます。

“Without further ado, I’ll give you Mr. X”
という具合に使います。
“ado” は「アドゥー」と発音します。
「前置きはこれ位にして」という意味です。

司会者が、スピーカーを紹介するときの
フレーズは、大体決まっています。一番多い
のは、無難に、
“Ladies and gentlemen, Mr. X.” とか、
“Here is Mr. X.” や
“This is Mr. X.” などと紹介します。

スピーカーの経歴や実績などを話して、
「それでは、ご紹介します、」というときに
使うのが、
“Without further ado,” です。
普通は、
“Without further ado, Mr. X.” というのが
普通の表現です。
「では、前置きはこれ位にし、Ｘ氏、どうぞ」
という感じです。

冒頭にご紹介した、
“I’ll give you Mr. X.” という表現ですが、
これはちょっと洒落ていて、よく聞く表現でも
あり、すぐにでも使えちゃいます。
単に、”This is Mr. X.” 等と紹介するよりは、
“I’ll give you Mr. X.” とすると、ちょっと
場の雰囲気が高尚になるような気もします♪

“ado” という単語を、友だちとの会話で使う
ときは、
“Without much ado, we should get on with it.”
なんていう言い方をよく耳にします。
「四の五の言ってないで、取りかかろうぜ」
という位の意味です。
あるいは、
“We don’t have to make much ado about it.”
「そんなに大騒ぎするものでもないだろう」
なんていう表現もよく使います。この “ado”
の代わりに “fuss” もよく使いますが、これは
ちょっとくだけたニュアンスになります。
一つだけ知っておくフレーズとしては、
“What’s all the fuss about?”
「いったいなんの騒ぎ？」を知っておけば十分。

“So without further ado, let’s start our
new day with a big smile!”
(^_-)-☆

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