No. 1370 “Did I overlook anything?”

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BGM: " Eleven Small Roaches "
by Michael Hedges
（音声 MP3 ファイルのダンロードはこちら）

本日のフレーズで使われている
キーワードは “overlook” で、
これは、“over” と “look” が
くっついたものですが、意味は、
「見落とす、見逃す、見過ごす」
あるいは、もう一つ
「見渡す」という意味があります。

で、この “overlook” という単語
を使ったお決まりのフレーズというのは
あまりないんですが、簡単な単語で
ありながら、日本のテキストなどには
あまり登場しないようで、英会話を
勉強している初心者も上級者も
どうもスムーズに使っていないように
感じるので、ちょっと取り上げて
おきましょう。

まず「見渡す」という意味で使う場面
ですが、これは例えば、
“We can overlook the ocean from here.”
「ここから海が見渡せるよ」
で、場面としては、やや高めの場所から
「海を一望する」という場面と
なります。

あるいは、ホテルの部屋に案内して
くれているボーイさんから、
“The room overlooks the entire city.”
「この部屋から町全体を見渡せます」とか、
“The room overlooks the ocean.”
「部屋から海を一望できます」
という具合に使います。このポイントは
主語が “the room” と単数なので、
“overlooks” と “s” がつくところに
あります。

英会話で押さえておかないといけない
文法というのは、実はあんまりない
ので、この、主語が三人称で単数で現在
を話題にするときの動詞に “s” を
つける、というのは知っておきましょう。
(cf. No. 628, 426, 409, 120)

で「見落とす」という意味の方ですが、
これは本日の、
“Did I overlook anything?” なら、
「僕、なんか見落とした？」
という意味となって、
“Don’t overlook the wrongdoing.”
「不正を見過ごさないように」
なんて言うわけです。

因みに「不正」という単語を和英辞書
で調べたりすると “injustice” が
出てくると思いますが、日常会話の
中では、もうちょっと簡単な単語を
使うことが多くて、
“wrong” = 「間違い」と
“doing” = 「行為」という二つの
単語をくっつけて、
“wrongdoing” の｢不正｣という単語
の方がよく使われるように感じます。

“overlook” と “wrongdoing”
を一緒に覚えておくと、ちょっと
お得かもしれないので、例えば、
“Did I overlook anything?”
「なんか見落としてないかな？」
“Just don’t overlook the wrongdoing.”
「とにかく誤魔化しを見過ごさないようにね」
なんていうフレーズを覚えておくと
職場でも(!?) 結構使えるかもしれません♪
(^_-)-☆

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